LED VIRTUAL PRODUCTION / 東京

LEDスタジオ構築・
バーチャルプロダクション導入

設計、LEDパネル、設置、キャリブレーション、オペレーター育成、撮影現場での立ち会いまで。Final Form Studios(ファイナルフォームスタジオ)は、東京を拠点に、撮影初日から使えるLEDバーチャルプロダクションスタジオをターンキーで構築します。

LEDボリュームを「借りる」のではなく、自社に「持つ」。LEDパネル、曲面ボリュームの設計、カメラトラッキング、Genlock同期、ネットワーク、Unreal Engine環境、そして運用チームのトレーニングまで、ひとつのパートナーが一括で引き受けます。ワンパートナー、ワンビルド。

曲面LEDボリュームに夕景の砂漠を映し、カメラと照明をセットしたバーチャルプロダクションスタジオ

CASE STUDY / 導入事例

株式会社アソビズム(長野県)

創業23年目を迎えるゲーム会社が、自社の本格的なLEDバーチャルプロダクションスタジオを構えました。

FINAL VISION LEDパネルと曲面ボリュームの設計から、照明、カメラトラッキング、リアルタイムレンダリング、システムインテグレーションまで。すべての要素をFinal Form Studiosが設計・施工・キャリブレーションし、納品初日から撮影できる状態でお引き渡ししたフルターンキー案件です。

CEOの大手智之氏がインタビューで語るのは、同社が10年にわたり運営してきた教育プログラムです。子どもたちが自ら脚本・撮影・編集・出演まで手がける「信州映画塾」。このスタジオはその活動の次のステージであり、同時にゲームのシネマティクスやプロモーション映像、自社での映画制作、そして長野の次世代の映像クリエイターのための場所でもあります。

事例記事を読む:構想から完成まで、長野県・株式会社アソビズムのLEDボリューム

完成した曲面ボリューム(フル輝度)。FINAL VISION LEDパネルのプロモーション映像。
なぜゲーム会社がLEDボリュームを建てたのか。大手智之氏インタビュー(完成したボリュームの中で撮影)。
LEDボリュームに映し出したゴールデンアワーのヤシの木の環境映像
ボリュームに映したゴールデンアワーの環境
完成したLEDボリュームの中で椅子に座る株式会社アソビズムCEO 大手智之氏
ボリュームの中の大手智之氏
LEDボリュームの前に並ぶモニターとコントロールデスク
撮影中のコントロールデスク

構築に含まれるもの

LEDスタジオは、パネルを並べれば完成するものではありません。カメラの中で映像を正しく成立させるには、パネル、トラッキング、同期、ネットワーク、レンダリング、そして運用のすべてが噛み合う必要があります。Final Form Studiosの構築には、次の要素がすべて含まれます。

LEDパネル「FINAL VISION LED」

Final Form Studiosが開発したLEDパネル。深いコントラストと忠実な色再現、モジュール式で拡張できる設計で、毎日のリギングやタイトなスケジュール、過酷な現場環境にも耐えることを前提に作られています。

曲面ボリューム設計

カーチェイス向けの270°パノラマボリュームから、ブランドコンテンツ向けのコンパクトな3面コーブまで。壁・天井・床の構成を、撮る作品とスタジオの床面積に合わせて設計します。

カメラトラッキング

カメラの位置と向きをリアルタイムに取得し、背景の視差を正しく描くための仕組みです。VIVE Mars CamTrackをはじめとするトラッキングシステムの選定、設置、調整まで対応します。

Genlock・カメラ同期

各フレームをカメラのシャッターにロックし、HDRカラーをレンズへそのまま届けるコントロールシステム。ハイスピード撮影でもフリッカーを出しません。

ネットワーク・レンダーノード

LEDウォールの裏側(ブレインバー)に、Unreal Engine専用に最適化した編集・レンダーノードを配置。カメラとGenlockで同期し、10Gbpsのネットワークで接続します。PCハードウェアとサーバー統合まで含みます。

Unreal Engine環境

インカメラVFXの舞台となるリアルタイム環境の制作とセットアップ。複数のロケーションを、時間帯を問わず、同じ一室で撮影できます。シーン内のオブジェクトは動かせ、LEDの光がそのまま俳優を照らします。

オペレータートレーニング

2〜4週間の集中ブートキャンプで、御社のクルーをVPオペレーターに育成します。Unreal EngineによるインカメラVFX運用のコースは、現地でもオンラインでも実施できます。

現場サポート・保守

撮影現場での監修(オンセットスーパービジョン)に加え、直通の技術ホットラインと柔軟な保守契約で、導入後もボリュームを止めません。

フライトケースに収められた、FINAL FORMロゴ入りのFINAL VISION LEDパネル
出荷準備の整ったFINAL VISION LEDパネル
LEDウォールの裏で複数のモニターを並べた編集・レンダーノードの操作席
LEDウォール裏の編集・レンダーノード(ブレインバー)
FINAL VISION LEDパネルの3.8°角度ブロックのクローズアップ
曲面を作る3.8°の角度ブロック

導入の流れ

  1. ヒアリング・要件定義

    撮りたいもの、スタジオの床面積と天井高、運用体制、スケジュールを伺います。

  2. ステージ設計

    壁・天井・床のレイアウト、パネルの構成、トラッキングと照明の配置を設計し、ご提案します。

  3. パネル供給・設置・配線

    FINAL VISION LEDパネルの供給、リギング、Genlock統合、ネットワーク配線、PC・サーバーの設置。

  4. キャリブレーション・テスト

    すべてのモジュールをひとつの曲面キャンバスとして色合わせし、カメラとの同期をテストした状態でお引き渡しします。

  5. トレーニング

    運用チーム向けのブートキャンプと、Unreal EngineによるインカメラVFX運用コース。

  6. 撮影初日、そしてその後

    初日の現場に立ち会い、以降は技術ホットラインと保守契約でサポートします。


レンタルではなく、自社スタジオという選択

東京にはレンタルできるLEDステージがあります。それでも自社にボリュームを持つ理由は、撮影のたびに予約や移動、時間の制約を受けずに、撮りたい日に撮れることです。アソビズムの場合、それは10年続けてきた教育プログラムの次のステージであり、ゲームのシネマティクスや自社での映画制作の拠点でした。

グリーンバックと違い、LEDバーチャルプロダクションでは監督が撮っているセットをその場で確認できます。モニターに映っているものが、そのまま最終の映像です。

こんな組織に向いています

  • ゲーム会社・ゲームスタジオ(シネマティクスやプロモーション映像の内製)
  • 映像制作会社・ポストプロダクション
  • 放送局・配信スタジオ
  • 教育機関・映像スクール
  • 自社コンテンツを内製するブランド・企業

初めてのボリューム導入でも、既存パイプラインの拡張でも、現場主導で支援します。


実績と体制

LEDボリュームの運用3年以上、Unreal Engineでの制作7年以上。テレビドラマ、CM、音楽番組、ライブ配信の現場で培った経験を、設計と運用トレーニングに反映しています。

スティーブン・ウィルコックス

創業者・ディレクター。東京を拠点とするインカメラVFXディレクター兼映画監督。Unreal Engineを用いた制作に7年以上の実績を持ち、日本国内の大規模テレビ・映画作品、海外DJのライブイベント、リアルタイムモーションキャプチャなどに携わってきました。

守屋 志穂

アートディレクター、株式会社ファイナルフォーム 代表取締役。日英バイリンガル。ANA、ヤマハ、NHKなど大手クライアントとの実績を持ち、制作ワークフローを統括します。

日本語と英語で

打ち合わせから設計、設置、トレーニングまで、日本語と英語の両方で進められます。海外チームとの連携が必要な案件にも対応します。


よくあるご質問

東京以外でも構築できますか?

はい。長野県のアソビズムの事例のように、東京以外の地域にも対応します。

既存のスタジオや倉庫、オフィスの一室にも設置できますか?

壁・天井・床のレイアウトを、お持ちのスペースの床面積に合わせて設計します。まずは図面と天井高をお知らせください。

運用できるスタッフがいません。

2〜4週間のブートキャンプで、御社のクルーをVPオペレーターに育成します。導入後も直通の技術ホットラインでサポートします。

Unreal Engineの環境制作も頼めますか?

はい。カスタム環境やインタラクティブな照明キュー、急なプリビズまで、Unrealアーティストとステージエンジニアが対応します。

費用と納期の目安は?

規模(パネル枚数、曲面の形状)と、トラッキング・照明・ネットワークの構成によって変わります。要件を伺ったうえでお見積りします。

LEDパネルの販売のみ、設計のみの依頼もできますか?

はい。LEDパネルの販売、ボリューム設計、設置、トレーニングについても、それぞれご相談ください。


まずは、撮りたいものをお聞かせください

スタジオの図面や想定する用途があれば、より具体的なご提案ができます。お問い合わせフォームは英語表記ですが、日本語でのご記入も歓迎します。